1977-02-03 第80回国会 衆議院 本会議 第3号
○成田知巳君 私は、日本社会党を代表し、施政方針演説について質疑を行うに当たりまして、社会党は、政府・自民党の個々の政策に対し具体的対案を用意し、さらに進んで、政府の政策体系全体についても、これにかわる国民的革新的政策路線を提起しながら、国会での積極かつ徹底した審議を行う方針であることをまず明らかにし、以下、内外の重要政策につき質問いたすものであります。(拍手) 昨年の総選挙で歴史的敗北を喫した自民党
○成田知巳君 私は、日本社会党を代表し、施政方針演説について質疑を行うに当たりまして、社会党は、政府・自民党の個々の政策に対し具体的対案を用意し、さらに進んで、政府の政策体系全体についても、これにかわる国民的革新的政策路線を提起しながら、国会での積極かつ徹底した審議を行う方針であることをまず明らかにし、以下、内外の重要政策につき質問いたすものであります。(拍手) 昨年の総選挙で歴史的敗北を喫した自民党
○成田知巳君 私は、日本社会党を代表いたしまして、総理の施政方針演説に対し、変革の時代と言われている今日、日本の内外政策はどうあるべきかにつき、われわれの立場を明らかにしながら質問いたしたいと存じます。(拍手) 三木内閣誕生以来、われわれは一貫して早期解散を主張してまいりましたし、総理自身も何回か解散に踏み切ろうとなされたはずですが、自民党内派閥の思惑に縛られ、解散できず今日に至っております。果たして
○成田知巳君 私は、日本社会党、日本共産党・革新共同及び公明党を代表し、ただいま議題となりました三木内閣不信任決議案の趣旨説明をいたします。(拍手) まず、決議案文を朗読いたします。 本院は、三木内閣を信任せず。 右決議する。 〔拍手〕 私は、昭和四十八年九月、本議場で、田中内閣不信任案の提案理由説明の際、冒頭、「内閣誕生以来、今日まで一年有半を経過いたしましたが、各種の世論調査
○成田知巳君 ただいま議長から御報告のありましたとおり、本院議員佐藤榮作君は、去る六月三日慈恵医大病院において逝去されました。まことに痛惜の念にたえません。 ここに、私は、皆さんの御同意を得、議員一同を代表して、謹んで哀悼の言葉を申し述べたいと存じます。(拍手) 日ごろ頑健そのものであられた佐藤さんの思いがけない逝去の報に接しまして、保守政界の巨星ついに落つの感を深くしたのは、私一人ではなかったと
○成田知巳君 私は、日本社会党を代表し、三木内閣の外交、内政の基本についてお尋ねいたしたいと存じます。 総理の率直な答弁をお願いしたいと存じます。 日本の最近の政治経済の激動は、六〇年代後半を境として、一つの時代が終わりを告げ新しい時代の幕あけが始まりつつあることを示していると思います。 戦後の長い間の保守支配を支えてきたものの一つは、日米安保体制であり、他の一つは、いわゆる高度経済成長路線でありまして
○成田知巳君 激しく動く内外の情勢、狂乱状態の物価高のもとで、国民の皆さん方は、再開国会の審議を、不安と期待の入りまじった複雑な気持ちで見守っておられると思います。 私は、日本社会党を代表し、政府の内外政策について具体的に問題の所在をただし、その対応策を明らかにしていきたいと存じますので、総理も、多弁と饒舌で問題の核心をそらされることなく、簡明率直に見解を明らかにされ、国民の期待にこたえていただきたいと
○成田知巳君(続) このでっち上げともいうべき多数によって行なわれる強行採決が、はなはだしく民意に反した結果をもたらし、議会と国民との間の断絶、国民の政治不信を深め、議会制民主主義の崩壊を招来する危険を持っていることは、言うまでもないことであります。 田中内閣は、この虚構の多数さえ近い将来維持することが困難と見るや、施政方針演説にも触れなかった小選挙区制を突如として取り上げ、四〇%の得票で八〇%の
○成田知巳君 私は、日本社会党、日本共産党・革新共同及び公明党を代表し、ただいま議題となりました田中内閣不信任決議案について、提案の趣旨を説明し、同僚各位の全面的御賛成をいただきたいと存じます。(拍手) まず、決議案文を朗読いたします。 本院は、田中内閣を信任せず。 右決議する。 〔拍手〕 田中内閣誕生以来、今日まで一年有半を経過いたしましたが、各種の世論調査の示すように、田中内閣
○成田知巳君 一昨日の総理の所信表明演説は、田中内閣の国民に対する、いわば最初の公式の訴えでありました。それだけに、国民の中には期待を寄せた方も多かったと思いますが、結果は、残念ながら平板なことばの羅列に終始したのであります。(拍手) 国民が総理演説から感じ取ったものは、田中内閣の政治姿勢は佐藤政治の惰性の政治から一歩も出ていない、およそ自主独立の外交とか、庶民の政治とは無縁のものであったということだと
○成田委員 総理のただいまの所信表明に対しまして、日本社会党の立場から党の見解を申し上げたいと存じます。 国民はすべて、きょう総理は所信表明の形で、事実上いままでの施政の責任をとって退陣の意思を表明されるものと考えております。これは当然のことであり、国民の期待と理解は当然のことだと私は考えます。それだけに総理も、いまの所信表明をお聞きしてもわかるのでありますが、その表現にたいへん苦労され、種々配慮
○成田知巳君(続) その第一は、福祉経済を実現するための財源措置であります。 国民経済を麻薬のようにむしばむ赤字公債発行政策に寄りかかるのではなく、インフレの進行によってばく大な利益を得、担税能力を持っておる大法人を中心に、法人所有の土地価格を固定資産税評価額の水準にまで評価がえして課税することであります。これにより、少なくとも三兆円の税収を得ることは可能であります。大企業を優遇する租税特別措置を
○成田知巳君 私は、日本社会党を代表いたしまして、総理の施政方針演説について、わが党の立場を明らかにしながら、総理並びに関係閣僚に、内外政策の基本について質問いたしたいと存じます。(拍手) 総理の施政方針演説には、日中国交回復、物価対策など、国民がいま一番知りたい問題について、具体的方針は何一つ上示されておりません。国民の心に訴える何ものもなく、またまた平板な作文の朗読に終始したと印象づけられたのは
○成田知巳君(続) 間違いないといわなければなりません。 総理、あなたが国民に公約し続けてきた、核はつくらず、持たず、持ち込まないといういわゆる非核三原則は、すでに破られていると国民が考えても、それは当然ではないでしょうか。 また、共同声明第四項には、「韓国の安全は日本自身の安全にとって緊要であり、台湾における平和と安全の維持も日本の安全にとって重要な要素である」とうたっております。これを受けて
○成田知巳君 私は、日本社会党、公明党並びに民社党を代表し、ただいま議題となりました佐藤内閣不信任決議案について、提案の趣旨を説明し、同僚各位の全面的な御賛同を得たいと存じます。(拍手) まず、決議文を朗読いたします。 佐藤内閣不信任決議案 本院は、佐藤内閣を信任せず。 右決議する。 〔拍手〕 佐藤総理は、本臨時国会での所信表明演説の中で、国際秩序は戦後体制のワクの中では処理
○成田知巳君 私は、日本社会党を代表して、総理の施政方針演説に対し、わが党の立場と考え方を明らかにしながら、内外の諸問題について総理の見解をお尋ねしたいと存じます。(拍手)総理の率直、明快な責任ある御答弁をお願いするものであります。 佐藤内閣は、憲政史上一番長続きした内閣となりましたが、山高きがゆえにとうとからずのたとえのとおり、内閣も長続きしたからといっても決してとうといとは言えないと思います。
○成田知巳君 一九七〇年代の幕明けの国会に臨むにあたりまして、今後の日本の政治、経済、外交はどうあるべきかについて、党の考え方を国民に訴え、国民の批判を求めることは、われわれ政党に課せられた責務だと考えるものであります。(拍手) いま日本国民は、七〇年代の日本が進むべき道として、憲法秩序を守る道か、それとも、これとは原理的に相いれない安保体制強化の道を選ぶかの選択の前に立たされておるのであります。
○成田知巳君 この第六十二臨時国会は、おそらく後世の歴史家から、日本の運命の大きな曲がりかどであったと評価される国会になると思いますが、私は日本社会党を代表し、日米共同声明を中心に、内外政治のあり方について、総理にお尋ねしたいと存じます。(拍手) 今国会が解散国会であることは、すでに既定の事実となっております。だとすれば、当面の重大案件を処理した上で解散するのが、政府と国会の、国民に対する共通の義務
○成田知巳君(続) 強大な軍事力も、国民の祖国愛に基づくレジスタンスの前にいかに無力であったかを示す世界の歴史を見ればおのずから明らかであり、われわれはこの歴史の教訓に学ばなければなりません。(拍手) 以上の立場から総理にお尋ねしたいのは、日中友好、国交回復の問題でございます。 佐藤内閣は、中国の核脅威と文化大革命による混乱を気違いのように宣伝してきましたが、総理もすでに認められておるように、文化大革命
○成田知巳君 施政方針演説に対する私たちの代表質問が、われわれの反対にもかかわらず、深夜国会で行なわれるというこの異常な事態こそ、一九七〇年を前にしての政界の今後の動向、特に、私たちと政府・自民党とのきびしい対立を浮き彫りにしたものであり、私たちは、ますます安保廃棄の不退転の決意を強めた次第であります。(拍手) 一九七〇年を明年に控え、以下、私はすべての国民が重大な関心を寄せています内外政治の基本
○成田委員 ポンドの切り下げがあるということを聞いていかれたのですか。
○成田委員 私は、日本社会党を代表いたしまして、先般の総理の所信表明並びに日米共同声明につきまして、問題点を順次お尋ねしたいと思います。 総理は、南ベトナム訪問の際には、御承知のように羽田の流血デモで送られました。また、アメリカ訪問にあたりましては、由比老人の焼身自殺、この抗議をあとにして出発された。日米会談を終えまして日本に帰ってきました日には、沖縄における十数万の弔旗の県民大会で迎えられたわけであります
○成田委員 明確にしておきたいのですが、申し合わせ申し合わせと言われますが、申し合わせに基づいて法律の修正が行なわれたわけですから、その修正内容について政府としては法律を尊重しなければいかぬじゃないか、これを聞いているのですから、端的にお答えいただきたいと思います。
○成田委員 その後三党で話し合ったことを尊重するというよりは、話し合いに基づきまして政府提案の原案が修正されましたので、その修正内容を、政府としては、国会の議決を尊重するという意味において、忠実かつ厳格に実施する責任があるのじゃないか、こうお尋ねしたわけです。
○成田委員 私は、日本社会党を代表いたしまして、ILO条約批准に伴います国内関係法の取り扱い、特に、いま公務員制度審議会で審議中のいわゆるたな上げされました国内法の取り扱いを中心にいたしまして、総理の基本的な考え方をお尋ねしたいと思います。 質問に入ります前にまず申し上げておきたいのですが、私の質問は至って端的に質問いたしますから、総理の御答弁も簡明直截にお願いしたいと思います。特にあげ足取りに類
○成田知巳君 私は、日本社会党を代表して、佐藤内閣の過去一年有余にわたる施政のあとを追いながら、施政方針演説に対し若干の質疑を展開するとともに、われわれの考え方を明らかにしたいと存じます。(拍手) 佐藤内閣成立当時、私は、本議場で、佐藤総理の政治路線に国民は多くの不安と疑惑を抱いておることを指摘したのでありますが、その後の施政のあり方は、残念ながら私の杞憂を事実をもって裏づけいたしております。(拍手
○成田知巳君 お許しをいただきまして再質問をいたしたいと思います。私が総理に質問申し上げましたのは、約十五点の問題でございます。この十五点のうち、いま総理から御答弁いただいたのは約五分の一にすぎません。しかも、その五分の一も全く答弁にはなっておりません。(拍手)すべての問題について答弁を願うことは、時間の関係で私は遠慮いたします。そこで、問題点三、四点について総理の明確な御答弁を願います。 まず、
○成田知巳君 池田内閣退陣のあとを受けて発足した佐藤新内閣が、激しく流動する内外情勢の中でどのような政治路線をとらえんとするかは、国民のひとしく重大関心を寄せているところであります。 私は、日本社会党を代表し、佐藤内閣の政治姿勢と内外政策の基本について、率直かつ具体的な質問をいたしますから、総理におかれても明快な御答弁を願いたいと存じます。(拍手) 質問に入る前に、まことに遺憾なことではありますが
○成田委員 これは、いま開かれておりますこの委員会の運営としまして、先ほど私が申しましたように、高度な政治的判断を、要する問題もある。政府を代表して答弁をしていただかなければならぬ。それに対して国務大臣でない鈴木さんが答弁されるということは筋じゃないと思う。したがって、常任委員会の執行の責任者である委員長が一体どうお考えになるか。法制局長官の法律的な見解を聞いているわけじゃございません。
○成田委員 ただいま鈴木さんの御答弁によりますと、総理の意向をも承っておるので、鈴木さんから御答弁されると言いますが、総理が御出席なさっておりまして、この問題は官房長官に答弁さす、こういう場合、私たち理解できると思うのです。しかしながら、総理はいまのところ御出席願えない状況でございます。そこで、官房長官は国務大臣でもないと思うんですね。その国務大臣でない官房長官が、高度の政治的な判断を要する問題、—
○成田委員 池田総理が御病気のために本委員会に出席を願うことができないことをまことに残念に考えます。政治家の仕事、特に総理の職務というものが非常に激職で、精神的にも肉体的にも過労をしいられる、そのことは私たち政治家の日常の経験からも十分理解できるわけであります。池田総理の今回の御病臥が過去四年にわたる総理としての激務にその大きな原因があったということは言うまでもないと思いますが、まことに同情にたえません